納車後6か月のタントが事故車に…保険屋へ格落ち請求をする!
格落ち請求が認められた真実の記録である(大げさ)

事故に遭遇

6月28日 午前8:45 後ろから追突される。
こちらは停車中のため、0対10で相手に過失がある。 子供と自分は病院へ おれ:全治10日 子供:全治5日と診断される。
子供は明日まで特に異変がなければ問題ないとのこと。 だたし年寄り(自分のこと)は2〜3日後から症状がでるだろうとのこと

ケガの具合

7月 子供は異常なしだが、自分は右肩が痛くなった。もう一度病院へ行くと、耐えられないぐらいなら電気治療を行うとのこと。
なんとかシップで我慢する。約2週間で完治。

タント修理工場へ

そのころ車はというと… 修理工場が決まれば連絡してくださいと担当者(これからはMとよぶ)から電話がある。
修理工場が決まり、車を預けた。 パッと見はリアバンパーとハッチのみのダメージだった。。。
しかし、修理工場のおじちゃんから電話があり、
『フロアまで逝ってるで。結構な修理になるから今から保険の担当者呼んで見せておく』
とのこと その日また連絡があり、
「新車のフロア修正ということで15万保険から出ると見に来た担当(これからはBと呼ぶ)が言ってたよ」
とのこと
修理費用は272,000円(代車代は別) 修理完了!
なんとか板金で直せた(これがのちのち問題となる。)

車の板金修理で安くて頼れるのはカーコンですね




保険屋からのジャブ

修理完了から2週間後、Mから電話が
M:「修理完了しました。仕上がりはいかがですか?」
「いいですよ。問題ありません。」
M:「そうですか、ありがとうございます。ちなみに今回の修理費は272,000円+○○円(代車代←覚えてない)でした。すでに修理工場には支払済みです。」
「そうですか。」
M:「ではこれで車の件は示談させていただいてよろしいですか?」
「ダメです。修理前に御社担当さまが15万でるといわれました。その件についてはどうなるのですか?」
M:「えっ?そのようなことは私は聞いていません。今回の修理は”#%%$&$(←訳の分らん言葉を発していた)」
「そっちの話はいいから、Bに聞いてすぐ折り返し電話くださいな。」

30分後

M:「Bに確認しました。今回は板金修理できたので、15万はお支払いできません。」
「へぇ〜そうなんだ。なんで?」
M:「板金で直った場合は事故車にはならないからです。以上をご理解いただいて示談していただけますか?」
「いやです。修理工場に聞いてみます。」
M:「わかりました、では来週こちらから連絡さしあげます。」
修理工場のおじちゃんに聞くと「板金で新車みたいに直しておいたぞ!」
とのことあっありがとう

格落ちとは?

で、これではだめなので査定額が下がる『格落ち』について調べることに
ここで『格落ち』について少し、『格落ち』とは事故による修復歴のある車は、見かけ上完璧に修理が行われたとしても、「事故にあった」というだけで査定額(下取り価格)が下がります。このように事故により売却する際の査定減額のことを『格落ち』というそうです。

タントで『格落ち』請求はとおるか?

で、自分の車を考えてみると…事故車だよな?ってことで事故車の定義を調べました。
日査協、中販連、公取協などの統一基準として修復歴車と定義されているのは、
(1) フレーム (サイドメンバー)(2) クロスメンバー(3) インサイドパネル(4) ピラー(5) ダッシュパネル(6) ルーフパネル(7) フロア(8) トランクフロア(9) ラジエータコアサポート
の部位を交換したり、あるいは修復(修正・補修)したものが修復歴車(事故歴車)となります。 クルマの基本骨格(フレーム)部位を交換あるいは修復した車両は、痕跡により価値の減価(価格落ち)が発生します。

では今回の場合は、(8)のトランクフロアの板金です。
ということは事故車となり、『格落ち』が発生します。

そして実際、どのような条件で保険会社から『格落ち』が支払われているか調べると以下のような状況でした。
1 乗用車であること。
2 新車登録後5年以内の乗用車であること。
3 修理費用は20万円以上で、その乗用車の時価の10%以上であること。
1〜3に該当する場合は支払われたケースが存在していました。
修理額のおおよそ20%〜30%の支払い。

では今回はどうでしょう。
1、乗用車です。
2、まだ半年です。
3、修理費は27万円で、時価の10%以上です。
おお、すべてクリア ということで、ここまで準備してAからの電話を待ちました。
来週電話すると言ってたのにかかってきたのは2週間後…

保険屋と交渉

M:「示談していただけますか?」
「いやです。事故車の定義は・・・。格落ちの定義は…。と定義を話して以上のことから示談はできません。」
と話をする。
するとMも負けじと
M:「お車を売ることがわかっていればその差額をお支払いできますが、今回はこのまま乗られますよね?何年後に売るかわからない車に対して、その減額分(格落ち分)はお支払できません。」

これにはカチンときました。 実際の話、この時嫁さんは2人目を妊娠中(この事故は嫁を産婦人科に迎えに行く途中で合いました。)で、タントじゃ狭いから買い換えようか?なんて話をしてたんです。
そのことを話して、絶対に貰わないと示談しない旨を伝えると
M:「では、修理費の20%でいいですか?」
「いやです。30%なら示談します。」
M:「私の判断では回答できないので、また折り返し電話します。」
また、3日後
M:「30%で示談をお願いします。」
「わかりました。」
ということで、約8万円の支払いをもらいました。

最後に

通常はなかなか保険会社は支払わないと言われている『格落ち』料金。 もし、このようなことがあれば参考にしてくだされば幸いです。(というか事故には合わないのが一番ですので安全運転で!)
ちなみに、保険会社によっては絶対に支払わないとこもあるらしく、被害者が、直接加害者に支払いを求めることもあるそうです。(被害者が脅迫まがいをすることもあるらしい。) そうならないようにちゃんとした保険会社を選んでくださいね。
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